昭和60年頃、「ちゃっぷい、ちゃっぷい」という変な日本語のテレビコマーシャルで売れている使い捨てカイロ。
振ったり、もんだりしなければ暖かくならなかった使い捨てカイロが、袋から取り出すだけですぐに暖かくなるようになったのです。
振らなくてもよくなったのは、大量の水分を吸い取る、高吸水性樹脂を使うようになったためです。
使い捨てカイロの原料は、鉄粉、ニ酸化マンガン、活性炭と水分。
鉄と水が反応して酸化鉄になるときに発生する熱を利用したものです。
以前は水を吸い込ませたオガクズを袋に入れていたのですが、最近の使い捨てカイロのほとんどはオガクズに代えて高吸水性樹脂を使っています。
オガクズに比べて水分を吸い取る性能が極めて高いため、少量ですみ、袋もかなり小型になりました。
空気の通りがいいため鉄の酸化反応も早く、振ったりもんだりしなくてもよくなったわけです。