間もなく起きた石油ショックは、石油化学製品の価格を天然原料よりはるかに高いものに引き上げました。


これによって、合成紙の採算性は絶望的になってしまいます。


このため日本でも米欧でも手を引く企業が続出し、いまや国内での生産は2社だけ。


しかし合成紙の未来は決して暗いものではありません。


商業生産されてから20年余・・・。


国内生産能力は年7000トンで、1000万トンを超すパルプ製の紙(板紙を除く)に比べたらごくわずかだですが、採算はとれてきています。


欠点はコート紙の3・5倍という価格ですが、かつて梅雨時に行われたある知事選で、ポスターに合成紙を使った革新系新人が、雨にぬれてブヨブヨになったポスターに悩む保守系候補を破って当選して以来、


「丈夫なポスターが票を集めた」


という評判が広がり、選挙のたびに需要は拡大しているということです。



100ミクロン前後にまで薄くすると、表面は微細な穴があいてデコボコになり、光を乱反射して白く見えます。


さらにこの穴と充てん材がインクを吸収し、筆記も印刷もできます。


もちろん内部で樹脂は結合しているので、水は通さないし引っ張っても破れないのです。


ライバルの日清紡績は表面塗工方式。


プラスチック・フィルムの表面に同様の充てん材の層を付着させ、紙としての機能を持たせています。


科学技術庁資源調査会が「合成紙産業育成に関する勧告」を出したのが昭和43年。


高度成長で紙の需要が急激に増え、パルプ資源の枯渇がささやかれ出していたころだけに、製紙会社、石油化学会社、繊維メーカーなど数十社が研究開発に飛びつきました。


紙の原料を天然繊維から石油に変えるというわけで、うまくいけば察倫以来の紙の歴史を大転換するものになるはずでした。



合成紙の主原料は、石油からつくられる合成樹脂(プラスチック)です。


しかし、パルプなどから製造される天然紙と同じ「白さ」や「不透明さ」の外観を持ち、オフセット印刷もできます。


もちろん合成樹脂の特性も兼ね備え、水を通さず破れにくいのです。


多方面に活用され始めていますが、イメージアップにしのぎを削る選挙用ポスターは、大のお得意様です。


合成紙の製造方法はいろいろありますが、国内メーカー2社のうち王子油化合成紙は「内部紙化方式」を採用しています。


この方式は炭酸カルシウムやシリカなどの白泥状の無機充てん材を母材のポリプロピレン樹脂に混入、冷却しながら引き伸ばして薄膜にします。


無機充てん材は、白く光沢のあるコート紙の表面に塗られる材料と同種類のものです。



選挙のたびに街角にあふれる候補者のポスターが様変わりしてきています。


風が吹き付け、雨がたたき付けても、代議士候補の笑顔はかつてのようにゆがんだりしません。


政治家がますますずぶとくなったから・・・ではありません。


「雨に強い合成紙」を使ったポスターが増えているからなのです。


紀元前2世紀、中国(後漢)の票倫の発明によるといわれる紙の定義を、


「木材など植物性繊維を原料とし、漉(す)いて製した薄片」(広辞苑)


・・・とするなら、合成紙は紙とはいいがたいでしょう。


しかし


「文字が書けて印刷も容易にできる薄片」


・・・と解釈を拡大すれば、合成紙は確かに紙です。



オクラの栽培で楽しいのは、美しい花が毎日見られることです。

上手に栽培ができると株が人間の背丈を越すほどです。

鑑賞用も兼ねて、畝と畝の間をーメートル以上取れると、収穫その他の管理がとても楽です。

遠くからの見栄えもします。

梅雨明けの7月から台風がやって来る9月まで、とても元気に育つ野菜です。

土壌線虫に対してプロの農家は恐ろしい土壌消毒剤で撲滅をはかりますが、家庭菜園ではその方法は取りたくありません。

輪作をきちんと守るしかないのです。

土壌線虫やネマトーダが増えてしまうので、トマトやナス、ピーマンが前年に作られた畑は避けます。

オクラの連作もタブーです。

アブラムシ対策は早期発見、早期防除以外に方法がありません。

放置するとオクラの苗は首をすくめて枯れてしまいます。

特に幼苗時の注意が必要です。


●根切り虫対策
前作の残渣(残った葉や茎、根)が畑にあると根切り虫が発生し、苗を根本から切られてしまいます。

除草をしっかりやり、畑をきれいにしてから種まきをします。

4月の温度はオクラの成育適温に足りません。

必ずビニールのトンネルを掛けて保温します。

5月下旬、温度が上がってきたのを確認してトンネルを剥ぎます。

1本に間引き、必ず支柱を立ててポリエチレンのテープで茎を結び付けます。

周囲の除草も忘れずに。

オクラは野菜の中でもアブラムシに好まれます。

どんな条件で作っても必ずこの害虫がつくので、葉を裏返して観察し、アブラムシの早期発見につとめ防除してください。

追肥はーカ月に1度、油かすをやるのがいいと思います。

おとなの親指くらいの大きさになったらハサミで収穫します。

毎日収穫を繰り返してください。

●ネギの後に作るのがベストです
高温性の植物なので、暑さを味方にする作り方を第一に考えます。

種まきは、ビニール資材などを使わない露地まきの場合は5月に入ってから。

ビニールのトンネル内にまく場合は4月中旬になります。

台風がやって来るまでにじゅうぶん収穫できる栽培法が上手な作り方になるので、ビニール資材が準備できれば早まきします。

オクラは土壌線虫に汚れていない畑を選ぶことが大切です。

ネギは病害虫の少ない作物で、作った後は畑がきれいになっているので、この後作に作れると最高です。

桜の花が散った後、オクラの種まきをします。

まずポリエチレンのマルチングを敷き、90センチ株間に4~5粒の種をまきます(種を一昼夜水に浸けると発芽がよくなります)。

オクラは上手に作れれば意外と収穫量が上がりますので、自家用でしたら3本もあればじゅうぶんです。

また真夏に入ったら、毎日収穫するといったまめな管理が必要になります。

果肉内にヌルヌルを持つオクラは、夏バテ防止のスタミナ野菜として最近その価値が認められ、デパートでも人気野菜になっています。

時折、「もう少しオクラの出荷量を増やしてもらえないでしょうか」と売り場から催促が入ります。

「有機栽培のオクラを肴に一杯やったら本当に最高」と左党からも絶賛されます。

初心者の方にはちょっと難しいかもしれませんが、まず種まきをしましょう。

日当たりのよい、肥沃な畑を好みます品種にはグリーンスター、ビークファイブ、オクラベニーなどがあります。

アオイ科の1年草で暑さ大好き野菜です。

梅雨明け頃からぐんぐん大きくなり、ダイナミックな成育ぶり、芙蓉に似た黄色の花、天狗のウチワのような緑の葉など、どれを見ても楽しい野菜です。

私は農園の中で最も人目につきやすい所にオクラを作り、訪れる人に鑑賞してもらっています。

家庭菜園の一部に配置したら菜園がにぎやかになるでしょう。

オクラ栽培では日当たりのよい畑を選ぶこと、さらに一番肥沃な畑に栽培することの2点を念頭に置いてください。

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